20201219

知人から、かねてから「フユシャク探索に同行したい」と頼まれていたので、今年1発目として行ってきた。
と言っても、場所は職場の付近である。
職場付近では、1シーズンで11-12種類のフユシャクを見ることができる。

昨年は12月の探索を疎かにしたため、交尾ペアをあまり見られなかった。さて、今年は。

18時半には到着したが、話に花が咲き、探索は20時から。

まず電柱に
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チャバネフユエダシャクのオス


幸先の良いスタートと思ったのも束の間、ここから怒涛の虚無タイムが押し寄せる。

昨年1月には多くのフユシャクが見られた道沿いの桜やケヤキでまさかの無。

仕方無く、昨年は一度も行かなかった、斜面緑地の桜をチェック。

ここで、風に吹かれてぶら下がるフユシャクを発見。

よく見るとオスの腹端にメスが付いている。

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ウスバフユシャクの交尾ペアであった。
この仲間のメスは交尾ペアを採らないと、解剖しない限り絶対に見分けられない。



これでまず1ペア。なんとか知人にフユシャクのメスを見せることができ安堵。

そこから、怒涛の快進撃。

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ナミスジフユナミシャク交尾ペア

ナミシャク亜科のフユシャク。
クロオビフユナミシャクとの区別がつかなかったが、昨日ようやく学んだ。

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イチモジフユナミシャク交尾ペア

メスが美しいフユシャク。
 
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羽化不全ナミスジ交尾ペア

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こちらもナミスジ交尾ペア

ナミスジは10ペアほど確認し、まさに最盛期であった。


一番の狙いであったチャバネのメスは何故か見られず。少し時間を置きすぎたか、まだ最盛期でないか。いずれにせよ、またリベンジをする。


それにしても寒かった。23時頃までやったが、足元にはみるみる霜が降り、手も足も冷えきった。

特例として、帰宅後は深夜のカップ麺を自分に許した。